前回は名刺交換で失敗した話。
入社した会社はパート、アルバイトを含めても20人ほど。よって4月に新人が入ることなどなく、研修なるものもありません。したがってその場で教えてその場で覚えることが多かったです。今なら「ずいぶん乱暴な会社だな?」と思われるかもしれませんが、実はこれが早く覚える道なのです。昔から「習うより慣れろ」って言いますから。
会社(洗剤メーカー)の仕事内容は下記のようになります。
・製造:主担当が3人、アルバイト2人、パートが5人。
・営業:私と課長を含めて5人
・配送:2人
・事務:2人
・経営:2人(社長と専務)
通常、営業と言えば「物を売るのが仕事」と考えがちですが、小さな会社でしたのでなんでもやります。特に製造が間に合わない時は私も空いた時間でお手伝い。「洗剤ってどうやって作るか?」簡単です。指示された配合で原料を混ぜてパックするだけ。(今ならもっと工程管理がキチンとしていると思いますが当時はかなり適当・・)。入社してすぐに工場に連れて行かれ、みんなに紹介されますが、結構緊迫した雰囲気でだれもまともには応対してくれません。そのうち、こわもての担当者が応対してくれますが、若者に向かって「おい、機械を止めるんじゃないぞ!」と叫びます。若者「分かってるよ!」、これも大声で叫びます。かくしてこの場の第一印象は「怖い現場」です。後で理由を聞いたら増産で毎日昼食をとる余裕もなく機械を稼動させてしていたようです、怒鳴りたくもなりますよね。
稼動している機械を簡単に説明すると、一回分を量り6個に分け、上下のフィルムでサンドイッチしカッターで6個に分割する。最終的に、ベルトコンベアで流れてきたパックを別の場所に運ぶ。と万事順調なら問題ないのですが、どうにも機械の調子が悪いらしい。増産に対応するため、生産スピードを上げたためあちこちでフィルムのズレが発生し、洗剤がはみ出しています。「はみ出した洗剤はどうするの?」。そう、不良品ですから使えません。機械のスピードを落とさず、ズレがないように調整する。その間にも不良品は取り除く。これではピリピリしているのも納得です。
その日から、昼は営業、夜は生産現場でお手伝いの日々が続きます。平日は夜9時ぐらいまで、土日も朝から夕方ぐらいまで。(実際は課長を家まで送るため帰宅は会社を出てから3時間後)。結局、入社一ヶ月はほとんど休みなく働いて、気がついたらGWを迎えていた。今思い出しても、毎日覚えることの連続で色々身に付けることができ楽しかったかも。(身体はとっても疲れていたのですが・・)続きは次回に。